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自律神経2026.09.26

札幌の秋の寒暖差でだるさ・肩こりが出る理由|自律神経とセルフケアの使い分け

木下恭一
木下 恭一
フィジカルコンディショニングサロン WHOLE 代表 / 柔道整復師・鍼灸師
札幌の秋の寒暖差でだるさ・肩こりが出る理由|自律神経とセルフケアの使い分け

札幌では九月の後半に入ると、朝晩の冷え込みが急に強く感じられるようになります。日中はまだ上着がいらない日もあるのに、朝と夜だけは肌寒い。そんな日が続くこの時期、「夏の疲れが抜けないまま秋に入ってしまった」「特に何をしたわけでもないのに体が重い」「肩や首のこわばりが戻ってきた」といった感覚を抱えて来院される方が、円山周辺でも毎年増えてまいります。夏のあいだは暑さのせいだと思っていた不調が、涼しくなっても軽くならない。むしろ朝起きたときのだるさや、眠りの浅さが目立ってきた。そうしたお声をよく伺います。季節が進めば自然に落ち着くだろうと様子を見ているうちに、気づけば冬の入り口まで同じ状態が続いてしまう方も少なくありません。

この時期の不調の背景には、一日のなかの気温差があります。私たちの体は、外の気温が変わっても体温を一定に保とうとする働きを持っており、その調整を担っているのが自律神経です。朝晩と日中の気温差が大きい日が続くと、自律神経は一日に何度も切り替えを迫られ、休まる間がないまま働き続けることになります。体を温めようとするとき、血管は収縮して熱を逃がさないようにしますが、この状態が繰り返されると首や肩まわりの血流が滞りやすくなり、筋肉のこわばりや重だるさとして感じられるようになります。さらに、夏のあいだに冷たい飲み物や冷房で積み重ねた内臓の負担が抜けきらないまま秋を迎えていると、その分だけ調整の負荷が重なりやすくなります。だるさ、肩こり、眠りの浅さ、気分の落ち込みやすさといった一見ばらばらの不調が同じ時期に重なるのは、こうした背景を共有しているためです。

対策として、朝晩に羽織るものを一枚用意しておくこと、シャワーで済ませず湯船に浸かること、軽く体を動かして血流を促すことは、いずれもこの時期の負担を減らすうえで確かに役立ちます。就寝前にスマートフォンから離れる時間をつくることも、自律神経の切り替えを助けてくれます。こうした日々の積み重ねは、体への負担をそれ以上ためこまないという意味でとても大切です。ただし、すでに数週間にわたって働き続けた自律神経の切り替えのクセや、その結果として深いところで固まってしまった筋肉の緊張まで、セルフケアだけで戻すことは難しいのが実情です。休んでいるつもりなのに疲れが抜けない、ストレッチをしても数時間で元に戻る、という感覚がある場合は、表面のケアが届く範囲を超えている可能性があります。

鍼灸は、自律神経の働きや深部の血流に働きかけることを得意としており、休ませたくても休まらない状態そのものに目を向けていきます。整体では、呼吸の浅さにつながる背中や肋骨まわりの硬さ、体を縮こまらせる姿勢のクセを含めて全体のバランスを整え、季節の変わり目の負担を受け止めやすい体づくりを目指します。今この重さを楽にしたいときはマッサージ、繰り返す不調の根本改善を目指したいときは鍼灸や整体、というように目的に応じて使い分けていただくと、変化を実感しやすくなる方が多くいらっしゃいます。本格的な寒さが訪れる前のこの時期に整えておくことは、冬に向けた備えにもつながります。気温差に体がついていかないと感じる日が続くようでしたら、一度ご相談ください。

執筆・監修:木下恭一(鍼灸師・柔道整復師/施術歴25年)

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住所
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営業時間
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